シーミー(清明祭) ”沖縄の冠婚葬祭”

Seijun Kina

2007年04月30日 23:02


 沖縄地方は、今週の日曜日(4月29日)で、ほとんどの地域がシーミーを終わった。
 我が家も4月28日(土)に、母が亡くなって始めてのシーミーを行った。

 一般的には、祖先の墓に出向き、家族で墓参りをした後で会食をするのであるが、我が家にはまだ墓がない。
 母の遺骨は、納骨堂に預けてあるので、納骨堂でシーミーを行うことにした。

 シーミーの日時は、なるべく家族全員が集まれる日がいいと思い、アンケートで日時を決めた。
 仕事で都合がつかなかった4女以外は皆集い、初めてのシーミーは、楽しく執り行うことができた。

シーミーのお供え物


 これまでは、祖父母の墓でシーミーを行っていた。
 常にたくさんの親族が集まってのことであったが、一昨年、母が亡くなったので、今年からは、我が家のシーミーを家族だけで行うことに決めた。
 参加人数は少ないけれども、母との思い出について子供たちがいろいろと語り、また母の前での会食など、これまでにない新鮮で楽しいシーミーであった。

家族での楽しい会食


 「よくわかる御願ハンドブック」によると、「シーミーは、祖先が祀られているところで、子孫が仲睦まじく賑やかに過ごすことは、祖先孝行になる。」とある。
 それからすると、我が家のシーミーは、まさに母、子供たちからは祖母のためのシーミーであると思う。

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